今回のコラムでは、わたくしが介護と仕事の両立支援業務(介護による離職防止 厚生労働省委託事業)に従事しております関係で、時にお話したり、お勧めしております「レスパイト・ケア」について、
簡単ではありますが、まとめてみました。
「レスパイト・ケア」という言葉を見聞なさった方々も最近は増えている様ですが、
まだまだ広く周知に及んでいない様に感じています。
以下に、参考になるサイトのURLを記載いたします。
レスパイト・ケア
MSDマニュアル様ホームページ家庭版より
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/24-高齢者の健康上の問題/高齢者へのケアの提供/レスパイトケア
レスパイト・ケア
探しっくす様のホームページURL
https://www.sagasix.jp/column/care/respite-care/
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上記のサイトに説明があります様に、
◾️レスパイト・ケアとは◾️
レスパイト=英語で、「一時休止、休息」のこと。
(respite)
介護等を行っている方々、
つまり「介護者様」の心身のリフレッシュや休息を目的として、
一時的に、
介護を必要とする対象者様にショートステイやデイケア、デイサービスなどの外部の介護支援等を受けて頂き、
介護者さまが、介護から一時的に離れて休息やリフレッシュの時間を過ごせる様、「介護する側のケアに重点を置くこと」です。
◾️レスパイト・ケアの効果◾️
介護は、育児と異なり、長期化する傾向に加えて、
介護を必要とする方々の状態の悪化などから、
介護者様側にかかる心身の負荷、疲労の蓄積、過労、ストレスなどを考慮することが非常に重要です。
一時的に介護から離れてリフレッシュしたり、休息の時間を過ごすことにより、介護者さまの疲労の回復などが効果として期待できますが、定期的にレスパイト・ケアを取り入れて行くことは、「介護うつ」の防止にも繋がります。
「介護うつ」という言葉を見聞なさったことがある方も最近では少なくないと思いますが、下記に参考になるホームページのURLを記載いたします。
※ご参考
◾️介護うつについて◾️
時事メディカル様ホームページより
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/medical.jiji.com/topics/amp/352%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAd_upfjY7fKcJQ%253D%253D
自宅でご家族の介護をなさっているかた、
つまり、「在宅介護」を行っているかたの中で
介護うつを発症する確率は、
「4人に1人」と言われています。
この数字を目の当たりにしますと、介護者さまの心身のケアも決して軽視してはならないことから、
何らかの対策が不可欠である…と言えるでしょう。
上記のサイトに記載がありますが、「頑張り過ぎないこと」が、介護うつを回避する重要なポイントです。
◾️まとめ◾️
介護には、長期的な目線で「体力、精神力が必要となること」を踏まえた上で、
・一時預かりなどのショートステイ
・デイサービス、デイケアの利用
などを上手に活用すること、
つまり、
「レスパイト・ケア」を取り入れていくにより、
「介護者さまの心身の負担の軽減を図る事が可能」になります。
中でも、仕事と介護を両立させていくには、
「レスパイト・ケア」は非常に重要な役割を果たしていると思います。
地域包括支援センターやケアマネジャーの方々に相談すると、介護保険制度で可能な支援や対応方法について教えていただく事が出来ますので、
介護保険制度もご活用の上、
無理のない介護を行なって頂きたいと思います。
酒井世津子社会保険労務士事務所
https://www.sr-sakaioffice.com/