今回のコラムは、私が大変参考にさせて頂いている書籍をご紹介いたします。
井寄奈美先生ご著書
「トラブルにならない
小さな会社の女性社員を雇うルール」
日本実業出版社刊
小売店様、クリニック様、美容院様、ネイルサロン様などの労務管理のご相談を私自身が頂く機会が多いのですが、井寄奈美先生の御著書は、大変参考になる内容です。
一般企業様で女性社員を雇用する場合のほか、上記の様に、女性社員が多い業種や職場環境の経営者様、総務人事の皆様にも強くお勧めいたします。
女性社員を雇用する場合に配慮しておくべき項目として、
●男性と女性のライフスタイルの違い
結婚→妊娠→出産→育児→既婚者であれば夫の転勤で仕事を辞める可能性がある→ある年代になると、お身内の介護が必要になる場合がある。
以上を踏まえて、採用や人事制度、労務管理を講じることが重要な課題となります。
女性のライフスタイルに応じた社内規定を構築する上で、出産手当金、育児休業給付金の知識や申請手続きを理解したり、社内規定を整備することに加えて、
「女性社員の離職率の防止、時短勤務への理解、パート・アルバイトなどの非正規社員の待遇」などを検討することが重要なテーマとなってきます。
また、当然に、それらの制度を策定することと共に、各種ハラスメントの対策も必要になってきます。
上記の内容を、井寄奈美先生が、書籍の中で詳細に分かりやすく説明して下さっております。
女性の多い職場環境特有の課題への取り組みのほか、具体例の対応方法も詳細に記載されており、私も、大変参考にさせて頂いています。
お勧めの一冊です。
酒井世津子社会保険労務士事務所
https://www.sr-sakaioffice.com/
